先日、元大阪府教育長の中原徹氏の英語教育論を本ブログにて絶賛しましたが(「元大阪府教育長・中原徹氏の教育論が素晴らしい!」)、教育論の読後すぐにAmazonで購入した中原氏の著作を先週末、読了しました。

「 国際的日本人が生まれる教室」(中原徹・祥伝社)

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本書、非常に良かったです。英語を学ぶ者として、特にTOEICからTOEFL、英検1級に進もうと考える中年サラリーマンとしても、二児の父親としても、中原氏の教育論、英語論には大変共感することができました。

それだけに、返す返すも中原氏が旧態依然たる教育の現場で初志を貫徹できず、先日、辞任せざるをえなくなった事態が惜しくてなりません。

本書の中で、最も印象に残ったのは冒頭に掲載された中原氏版の「卒業証書」。それから、「グローバル人材の定義」。それと、「フォニックスの重要性」。フォニックスについては「今更感」がなくはないですが、自分の学習に取り入れるつもりです。

また、「グローバル人材」という世に氾濫するキーワードについて、その意味するところをちゃんと考える努力を怠って、ただ英語を勉強していた自分に反省。中原氏の定義は下記のとおり。

「グローバル人材とは、異なる文化、言語、宗教の人々と最大公約数的な理解のもとに共存できる人材である。」

それから、中原氏の大変素晴らしい「卒業証書」についても、その文面をシェアさせていただきたいと思います。

「卒業証書」
高校卒業ってなんだ?
温水プールから大海原に飛び込むこと。

囲いもねえ、深さも分からねえ、
水温も分からねえ、
てめえの身長ほどの波もくるだろう、
サメがいるかも知れねえ、
助けてくれる監視員はいねえ、
水はやけにしょっぺえ、
それが大海原だ。

けちなプライドを捨てて、
必死にもがくうちに見えるものがある。
世界の海は馬鹿でけえ。

校長

・・・中原氏のメッセージに共感できる方、「なぜTOEICでなく、TOEFLなのか?」の考え方をしっかりと理解したい方等、ぜひ、中原氏の著作を読んでほしいと思います。